ケニア、2年間で日本人訪問者倍増へ−観光大臣が誘致に積極姿勢を表明
ケニア共和国観光大臣のナジブ・モハメット・バララ氏が先ごろのJATA世界旅行博に合わせて来日し、今後2年間で日本人訪問者数を2倍に拡大したい考えを示した。
同氏によると、ケニアへの日本人観光客数は2007年から昨年まで減少傾向にあったが、2009年末から現在まで復調の兆しが見えるという。2009年の日本からの渡航者は約1万名。バララ氏は「これからの2年間で1万人を2万人にまで増やしたい」と意欲をみせ、業界向けのセミナーや現地への研修旅行など、ケニアの認知度向上のため積極的にマーケティング活動を展開する姿勢を強調した。
ケニア政府は、日本での認知度向上のため今年2月に日本事務所を開設し、3月には旅行業界向けのセミナーを開催するなど、積極的な取り組みを実施している。バララ氏は「日本の人々がケニアにどのようなイメージを持っているか、どんな旅を求めているかなど、詳しい調査を行った。ケニア政府観光局日本事務所を開いたことで、細かい対応が可能になった」と日本事務所の効果を強調。今回の旅行博でも、新たに日本事務所が日本人の嗜好に合わせ独自に編集したセールスマニュアルを用意し、会場内で配布した。
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