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オランダ、ゴッホ展記念レセプション開催−引き続きカルチャーをアピール

  • 2010年10月5日
 オランダ政府観光局は10月1日、東京での没後120年ゴッホ展初日にあわせ業界関係者の内覧会と記念レセプションを開催した。オランダ王国大使館経済部全権公使のニンケ・トローステル氏は、日本とオランダの関係には長い歴史があることに触れ、日本市場を重視していることを伝えた。また、今年来日したセールスミッションのテーマである「カルチャー」についても、日本人が関心を持つ分野であり、オランダ経済への貢献のほか、人的交流にも重要な役割を果たすとして観光面での可能性を示唆した。

 芸術やデザインなどのカルチャーは、通年楽しめる素材として近年特に推進しているテーマで、観光局でもライデン、デルフト、ユトレヒト各地の日本とオランダの歴史やフェルメール、ミッフィーといったテーマにあわせた街歩きを提案している。今年没後120年を迎えるゴッホ以外にも、2012年にはフェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」が日本で見ることができるといった話題もあり、今後も同テーマでプロモーションしていく。

 また、オランダ政府観光局マーケティング・オフィサーの塚越友美氏によると、現時点で2010年日本人渡航者数は、4月末に発生したアイスランドの火山噴火の際も予想ほどの落ち込みはなく、夏休みのデータはまだ出ていないものの2008年と同程度に回復してきているという。


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