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アブダビ政観、日本路線就航で訪問者増に大きな期待−インフラ開発進む

  • 2010年10月4日
 アブダビ政府観光局インターナショナル・プロモーション・エグゼクティブのモハメッド・アル・マーラー氏がJATA旅行博開催に合わせて来日し、「エティハド航空(EY)の日本就航で、アブダビへの関心が高まっている。日本人の観光客誘致にこれまで以上に積極的に力を入れていきたい」と述べ、日本の観光市場への大きな期待を表明した。

 また、観光インフラの開発状況にも触れ、インドア型で世界最大のテーマパークであるフェラーリパークが10月28日に開業するほか、6軒の最上級ホテルやショッピングセンターの計画も進められており、開発中のサディアット・アイランドが2018年に完成する予定であることを明らかにした。

 美術やスポーツ市場の開拓にも積極的で、美術分野ではルーブル美術館分館が2013年にオープン予定のほか、シェイク・ザイード美術館が2012年に、グッゲンハイム美術館が2014年に完成を予定している。スポーツ分野でもゴルフ、フォーミュラ・ワン(F1)、世界ラリー選手権(WRC)、エアレース、ヨットショーなどのイベント開催が予定されている。

 なお、アブダビはアラブ首長国連邦(UAE)の中で最大の面積を有している。これまで、豊富なオイル資源を背景に、特に富裕層に向けた観光政策を積極的に進めてきており、アブダビ政府観光局を日本に設置することも検討されている。