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グアム政観、JATA博で販売強化勉強会、高所得者や中高年のリピーターに注目

  • 2010年9月29日
 グアム政府観光局はJATA旅行博会場で、旅行会社などを対象とした「グアム販売強化勉強会」を開催した。昨年、新型インフルエンザなどの影響で落ち込んだ渡航者数も今年は順調に回復しており、9月20日の時点で前年比7%増となっている。グアム政観日本代表の光森裕二氏は「来年の4月から6月の渡航者を盛り上げる目的でキャンペーンをする予定。詳細は12月に発表する」と述べ、今後も意欲的なマーケティングを展開していく示した。

 また、光森氏は2005年から2009年の渡航者数統計をあげ、興味深い変化を指摘。最も大きな変化は、年収700万以上の客層の増加だ。2005年には9%に過ぎなかったが、2009年には34%まで増えている。年齢別でも、グアムというと「若者のディスティネーション」というイメージが強いが、実は30%以上が40歳以上。「安いだけの旅行ではなく、その中身を重視するハイエンドの人々がいること、また、50代から60代の人々がグアムに関心を持っていることを旅行会社の企画の人にもっと認識してほしい」と強調する。特に、収入の高い層ではリピーターが多いのも目立つ。若い時にハネムーンなどで訪れた人々が、子供のウエディングなどをきっかけに再びグアムと訪れるという例も多いという。


▽日本でのグアムの認知向上へも尽力

 グアム政観では、日本での積極的な取り組みを続ける予定。チャモロダンスを体験するイベント「グアムチャモロダンスアカデミー」を1月から9月の奇数月に国内各地で実施するほか、ハワイのフラを教えるダンス教室や同好会などにも積極的にアプローチして、チャモロダンスのユニークな楽しさを広めていく。また、今年は10月17日に開催されるハーフマラソンと駅伝の「グアムココロードレース」には700名近い日本人が参加すると予想しており、来年は1000名の参加を目標に、さらなる送客増加をアピールしていく考えだ。