伊・コルティーナ、世界遺産ドロミーティをアピール−日本人向けツアーも

  • 2010年9月29日
 イタリアのコルティーナ・トゥリズモはこのほど、JATA世界旅行博でセミナーを開催し、世界遺産のドロミーティを中心とした自然の魅力を訴えた。

 コルティーナ・ダンペッツォは、2009年に世界遺産に登録された石灰質の山岳地帯ドロミーティの北東部に位置する街で、日本語現地アシスタントのマヌエラ・コンテ氏によると、ベストシーズンは6月中旬から9月末の夏季と、12月初旬からイースターまでの冬季。アンペッツォ渓谷の美しい自然を楽しむハイキングやトレッキングに加え、アルペンスキー、スノーボード、クロスカントリーなど冬のアクティビティも豊富だという。コルティーナ・トゥリズモ販売促進担当のガブリエッラ・タラミーニ氏によると、2009年は1万人近くの日本人観光客が訪れ、今年の5月から6月では昨年の2倍の日本人が訪問したという。今後は65歳以上のシニア層を中心に、日本での認知向上をはかる考えだ。

 同観光局では2009年から日本人観光客向けの観光案内所を開設。6月15日から7月31日の期間と、9月の月、水、金にオープンし、日本語での案内を実施しているほか、日本語の地図やパンフレットも用意するなど日本人観光客向けサービスを充実させている。さらに、日本人向けの「コルティーナ体験ツアー」を催行しており、日本語を話すスタッフが同行する街歩きツアー、ガラス工房見学、トレッキング、アグリツーリズモツアーなどのコースや、日本語のオーディオガイド付きの民族博物館見学コースを用意した。