ツアーオブザイヤー、体験・学びのテーマ多く−国交大臣賞はワールド航空に
ツアーオブザイヤー実行委員会は9月24日、第17回ツアーオブザイヤーの表彰式を、JATA世界旅行博会場内で開催した。国土交通大臣賞を受賞したのは、ワールド航空サービスの「韓国のブルートレイン『ヘラン号』でゆく韓国鉄道周遊と城壁の町水原の旅」。韓国のブルートレイン「ヘラン号」に乗車することで列車の旅のクオリティを体験できる独自性があり、顧客のニーズや要望、嗜好や傾向を考えあわせた上で、ほとんどオリジナルに近い商品に仕上げた完成度の高さが評価された。
また、観光庁長官賞は、国内旅行部門に新和ツーリストの「花の観察会」、海外旅行部門にJTBワールドバケーションズの「ルックJTB ケニア大接近!」が選出された。
第17回ツアーオブザイヤーは、2009年7月から2010年6月末までに実施された海外旅行、国内旅行の募集型企画旅行を中心とした旅行商品のなかから、企画性・創造性・テーマ話題性・販売集客性など、さまざまな観点から総合的に評価して選ばれた。海外旅行部門には83作品、国内旅行部門には20作品のエントリーがあり、うち8作品がグランプリを受賞した。
日本旅行作家協会会長で審査委員長を務めた兼高かおる氏は「今年の応募傾向は、自然観察、食、体験・学びをテーマにした作品が多かった。今後は現在注目を集めている医療ツーリズム、グリーンツーリズムのほか、一般個人宅へ訪問するなど、もっと開拓できるのではないか」と総評を述べ、「旅行業界にはまだまだ可能性があり、来年もさらに工夫された作品の応募を期待している」と話した。
来賓として臨席した観光庁長官の溝畑宏氏は「観光庁は旅行業界と一体となって日本の成長戦略を進めていく。インバウンド3000万人、アウトバウンド2000万人達成に向けて政府、地方自治体、旅行業界が一緒に盛り上げていきましょう」と呼びかけた。
▽第17回ツアーオブザイヤー受賞作品
【海外旅行部門】
◆パッケージ旅行部門グランプリ
ワールド航空サービス「韓国のブルートレイン『ヘラン号』でゆく韓国鉄道周遊と城壁の町水原の旅」
受賞理由:「ヘラン号」で列車の旅の質を体験する独自性と、顧客のニーズや嗜好をあわせた上で、ほぼオリジナルに近い商品に仕上げた完成度の高さ
◆市場拡大貢献部門グランプリ
農協観光「カンボジア農村精米機寄贈キャンペーン」
受賞理由:農業関係者ならではの独自の立ち位置で社会貢献にアプローチ。組織力を活用し、地方空港発チャーター便で2086人を集客し、市場拡大に繋げた
◆デスティネーション開発部門グランプリ
トラベル世界「ウクライナ美都物語」
受賞理由:なじみが薄いウクライナにスポットを当てた企画者のセンスや着眼点。旅行者への事前の情報提供やピーアールに務め、約100名を集客した
◆審査員特別賞
近畿日本ツーリスト水戸支店「茨城空港開発記念 復興航空台湾チャーター&茨城ゴールデンゴールズ(欽ちゃん球団)」
受賞理由:これまで海外旅行未経験のシルバー層を中心に集客して新しい市場を開拓。地方空港利用方法のひとつを提案
◆審査員特別賞
JTBワールドバケーションズ「ルックJTB ケニア大接近!」
受賞理由:ホールセール商品でケニアのみをフューチャーし、新しいデスティネーションの開発に取り組んだ。パンフレットも販売担当者に配慮した作り
【国内旅行部門】
◆パッケージ旅行部門グランプリ
近畿日本ツーリスト「トカラ皆既日食観測ツアー」
受賞理由:住民、役場と会社が一体となって作り上げた商品。1085人を集客し、トカラ列島の認知度を向上した。旅行会社と地元が協力した観光弛開発の一例
◆審査員特別賞
新和ツーリスト「花の観察会」
受賞理由:自社の専門性をしっかり捉えて6年目のロングセラー商品。数あるエコツアーの中でも自然への配慮など完成度が高い
◆審査員特別賞
日本旅行西日本旅行部「おもしろ旅企画ヒラタ屋各種関連ツアー」
受賞理由:カリスマ添乗員でもある社員を中心にユニットを結成し、地元のメディアとタイアップしてピーアール、販売するスタイルがユニーク。今後の旅行業界の企画、販売のあり方を問う
また、観光庁長官賞は、国内旅行部門に新和ツーリストの「花の観察会」、海外旅行部門にJTBワールドバケーションズの「ルックJTB ケニア大接近!」が選出された。
第17回ツアーオブザイヤーは、2009年7月から2010年6月末までに実施された海外旅行、国内旅行の募集型企画旅行を中心とした旅行商品のなかから、企画性・創造性・テーマ話題性・販売集客性など、さまざまな観点から総合的に評価して選ばれた。海外旅行部門には83作品、国内旅行部門には20作品のエントリーがあり、うち8作品がグランプリを受賞した。
日本旅行作家協会会長で審査委員長を務めた兼高かおる氏は「今年の応募傾向は、自然観察、食、体験・学びをテーマにした作品が多かった。今後は現在注目を集めている医療ツーリズム、グリーンツーリズムのほか、一般個人宅へ訪問するなど、もっと開拓できるのではないか」と総評を述べ、「旅行業界にはまだまだ可能性があり、来年もさらに工夫された作品の応募を期待している」と話した。
来賓として臨席した観光庁長官の溝畑宏氏は「観光庁は旅行業界と一体となって日本の成長戦略を進めていく。インバウンド3000万人、アウトバウンド2000万人達成に向けて政府、地方自治体、旅行業界が一緒に盛り上げていきましょう」と呼びかけた。
▽第17回ツアーオブザイヤー受賞作品
【海外旅行部門】
◆パッケージ旅行部門グランプリ
ワールド航空サービス「韓国のブルートレイン『ヘラン号』でゆく韓国鉄道周遊と城壁の町水原の旅」
受賞理由:「ヘラン号」で列車の旅の質を体験する独自性と、顧客のニーズや嗜好をあわせた上で、ほぼオリジナルに近い商品に仕上げた完成度の高さ
◆市場拡大貢献部門グランプリ
農協観光「カンボジア農村精米機寄贈キャンペーン」
受賞理由:農業関係者ならではの独自の立ち位置で社会貢献にアプローチ。組織力を活用し、地方空港発チャーター便で2086人を集客し、市場拡大に繋げた
◆デスティネーション開発部門グランプリ
トラベル世界「ウクライナ美都物語」
受賞理由:なじみが薄いウクライナにスポットを当てた企画者のセンスや着眼点。旅行者への事前の情報提供やピーアールに務め、約100名を集客した
◆審査員特別賞
近畿日本ツーリスト水戸支店「茨城空港開発記念 復興航空台湾チャーター&茨城ゴールデンゴールズ(欽ちゃん球団)」
受賞理由:これまで海外旅行未経験のシルバー層を中心に集客して新しい市場を開拓。地方空港利用方法のひとつを提案
◆審査員特別賞
JTBワールドバケーションズ「ルックJTB ケニア大接近!」
受賞理由:ホールセール商品でケニアのみをフューチャーし、新しいデスティネーションの開発に取り組んだ。パンフレットも販売担当者に配慮した作り
【国内旅行部門】
◆パッケージ旅行部門グランプリ
近畿日本ツーリスト「トカラ皆既日食観測ツアー」
受賞理由:住民、役場と会社が一体となって作り上げた商品。1085人を集客し、トカラ列島の認知度を向上した。旅行会社と地元が協力した観光弛開発の一例
◆審査員特別賞
新和ツーリスト「花の観察会」
受賞理由:自社の専門性をしっかり捉えて6年目のロングセラー商品。数あるエコツアーの中でも自然への配慮など完成度が高い
◆審査員特別賞
日本旅行西日本旅行部「おもしろ旅企画ヒラタ屋各種関連ツアー」
受賞理由:カリスマ添乗員でもある社員を中心にユニットを結成し、地元のメディアとタイアップしてピーアール、販売するスタイルがユニーク。今後の旅行業界の企画、販売のあり方を問う