日本旅行業協会（JATA）は9月24日、JATAツーリズム大賞授賞式を開催し、JATAツーリズム大賞2010の観光局部門でクロアチア政府観光局を表彰した。全国各地で積極的に旅行需要の掘り起こしに取り組んだことなどを評価した。本局局長のニコ・ブリッチ氏は、「今後とも協力を勧め、日本の中でより認知度を高めたい。様々なプロジェクトを推進し、皆様のご協力が成果につながるよう実施していきたい」と意欲を示した。

　また、パブリシティ部門ではテレビ朝日の「世界の車窓から」を選出。1987年以来続く長寿番組として、またその映像をDVDとして販売し、広く海外旅行需要を喚起したと評価した。

　さらに、今年新設した特別賞には日本旅行作家協会会長の兼高かおる氏を表彰。同賞は日本の旅行業に多大な貢献をしたことに感謝するもの。兼高氏は、1959年以降31年間にわたって放映された「兼高かおる　世界の旅」を通じて、国民に海外旅行の魅力を伝えるパイオニアとして活動し、さらにその後も後進の育成に注力したことを評価した。