JTB、クラウド活用でコストの削減へ−JATA旅行博ITセミナーで
ジェイティービー(JTB)は、クラウドコンピューティングを活用し、コストの削減と業務の効率化をはかる。JTBIT企画部長の野々垣典男氏は、このほどJATA国際観光会議・世界旅行博2010で開催された旅行業ITセミナー「“持たない”IT戦略のススメ」で、JTBのクラウドを活用したIT戦略を紹介した。
野々垣氏はJTBのIT戦略として、IT社会やグローバル社会に対応するシステムの開発と、既存システムのコスト削減の2点をあげた。JTBでは、システムをビジネスにおける競争優位を得るために重要な「コアシステム」と、戦略性の低いメールシステムなどの「ノンコアシステム」に分類。コアシステムについてはJTBが他社との競争に勝つためのシステムと位置づけ、自社で開発をする。一方、ノンコアシステムはクラウドを活用し、外部に委託する。
JTBでは昨年Googleのクラウドサービス「Google Apps」をグループ会社22社で導入し、メールシステムを移行した。野々垣氏は「自社の資産として(システムを)保有するのではなく、経費として考えることができる」とし、さまざまなサービスと比較でき、新サービスが登場した場合は乗り換えも可能であることから、コストが削減できるとメリットを挙げた。グーグルエンタープライズ部門プロダクトマーケティングマネージャーの藤井彰人氏によると、コストを約3分の1に削減できるという。
さらに、野々垣氏はクラウドを利用するメリットとして、システムの信頼性の向上とシステム部門の本業回帰をあげた。とくにシステム部門に対しては、クラウドの利用で、システムの開発、運用、システム障害への対応などの手間や時間的コストを減らすことができる。野々垣氏は「システム部門が本来やるべき、システムを使ってビジネスで効果を出すという本来の役割に傾注することができる」と業務の効率化によるメリットを訴えた。
野々垣氏はJTBのIT戦略として、IT社会やグローバル社会に対応するシステムの開発と、既存システムのコスト削減の2点をあげた。JTBでは、システムをビジネスにおける競争優位を得るために重要な「コアシステム」と、戦略性の低いメールシステムなどの「ノンコアシステム」に分類。コアシステムについてはJTBが他社との競争に勝つためのシステムと位置づけ、自社で開発をする。一方、ノンコアシステムはクラウドを活用し、外部に委託する。
JTBでは昨年Googleのクラウドサービス「Google Apps」をグループ会社22社で導入し、メールシステムを移行した。野々垣氏は「自社の資産として(システムを)保有するのではなく、経費として考えることができる」とし、さまざまなサービスと比較でき、新サービスが登場した場合は乗り換えも可能であることから、コストが削減できるとメリットを挙げた。グーグルエンタープライズ部門プロダクトマーケティングマネージャーの藤井彰人氏によると、コストを約3分の1に削減できるという。
さらに、野々垣氏はクラウドを利用するメリットとして、システムの信頼性の向上とシステム部門の本業回帰をあげた。とくにシステム部門に対しては、クラウドの利用で、システムの開発、運用、システム障害への対応などの手間や時間的コストを減らすことができる。野々垣氏は「システム部門が本来やるべき、システムを使ってビジネスで効果を出すという本来の役割に傾注することができる」と業務の効率化によるメリットを訴えた。