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HTJ、7月の日本人訪問者数は8%増、08年も上回る−羽田就航プロモ実施へ

  • 2010年9月15日
 ハワイ州観光局(HTJ)によると、7月の日本人訪問者数は前年比8%増の10万5564人で、2008年と比較しても2.5%増となった。島別訪問者数はモロカイとラナイを除く各島で増加しており、なかでもビッグ・アイランドは25.3%増の1万6446人と好調。ビッグ・アイランドのみの訪問者も59.6%増の3813人と増加した。

 こうした好調さを維持しさらに伸ばすため、HTJでは10月末から就航する羽田/ホノルル線のプロモーションを計画。同路線は、ホノルルの出発時刻が夕方となることから、隣島から乗り継ぐ際、オアフ島に1泊せずにそのまま乗り継ぎが可能となるため、HTJ代表の一倉隆氏は「新たなマーケットの造成に期待する」との考えをみせた。

 プロモーションでは、9月11日から2011年1月31日まで羽田線の特設ウェブサイトを開設。羽田からハワイに行くメリットや、就航する航空会社のフライト情報、旅行会社11社の羽田発商品などを紹介する。また、モバイルサイトでは無料会員登録者を対象に、航空券やホテルが当たるプレゼントキャンペーンも実施するという。

 なお、日本航空(JL)が10月から運休するコナ線に関しては、航空会社各社に就航を働きかけているが、難しい状況が続いているという。HTJではこれまで各島で実施していたプロモーションをHTJで集約し、より日本マーケット向けにキャンペーンを実施することで、10月以降も訪問者数の維持をはかる。

 11月8日からは「エ・コモ・マイ・コナ さぁ、行こう!ビッグ・アイランド!(仮称)」キャンペーンを開始する予定。ビッグ・アイランド単体、もしくはビッグ・アイランドを特集し、ツアーに組み込んだ商品の造成や、ロゴ入りのパンフレットを旅行会社7社の協力で作成。対象商品の申込者に対し、1ヶ月で100名にハワイのグッズもプレゼントする。