アマデウスITホールディングスは、2010年上半期（2010年1月1日〜6月30日）に前年比38.0％増の2億4680万ユーロの調整後純利益を計上した。これは収入が11.9％増の28億1630万ユーロとなったほか、EBITDA（金利・税金・償却前利益）が19.9％増の5億5670万ユーロとなったことに支えられたという。

　事業の柱である旅行予約コンテンツ流通事業の業績では、総予約数が8.0％増の2億3210万件となったほか、収入は9.8％増の10億3700万ユーロと増加。予約件数のうち、航空以外の予約は2.2％減の3110万件となったものの、旅行会社による航空予約が9.8％増の2億100万件となった。

　また、もう一つの柱であるITソリューション事業では、収入が20.9％増の2億9990万ユーロと堅調に増加。航空会社向け顧客管理ソリューション「アルテア」の予約とインベントリの管理モジュールを導入済みの航空会社が運んだ旅客数も、47.2％増の1億5390万人となった。


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