ワタベ、台湾の式場を一部リニューアル、ニーズ対応で−計画数値上回る受注

  • 2010年9月6日
 ワタベウェディングは9月4日、4月に運営を開始した台湾・台北市のハウスウェディング型婚礼施設「麗庭荘園(Grace Hill)」の一部をリニューアルした。同施設は台湾人カップルの利用を見込んで4月に運営を開始。8月末時点で今期の計画数値300組を上回る350組の受注を獲得するなど好調に推移する中、リニューアルにより競争力の向上と、台湾人カップルのニーズに対応したサービスの提供をねらった。

 リニューアルしたのはチャペルとバンケットルーム。チャペルは、左右に木製の壁を配置したほか、正面にシャンデリアと鏡を設けた。従来は「挙式(セレモニー)」の概念がなかったという台湾で、チャペルの利用者が増えていることから、優美な挙式シーンの提供をめざしたという。また、バンケットルームではニーズの高い写真や映像関連のサービスを拡充するため、スクリーンを拡大して音響設備を強化。動画にも対応した。

 なお、ワタベウェディングではアジア事業として、前年の5倍となる今期1000組のアジア人カップルの取り扱いをめざしており、現在のところ好調に推移しているという。