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ドイツ観光局、新たな南ドイツの魅力を紹介、テーマ性のある旅行を提案

  • 2010年9月6日
 ドイツ観光局は9月1日に開催した「南ドイツ&周辺エリア・ワークショップ2010」にあわせて「新発見、南ドイツ観光の魅力」と題した観光セミナーを実施し、南ドイツを代表するバーデン・ヴュルテンベルグ州とバイエルン州の新たな情報や観光素材などを紹介した。ドイツ観光局アジア・オーストラリア地区統括局長のペーター・ブルーメンシュテンゲル氏は、「2009年は厳しい年だったが、今年の1月から6月までの日本人の延べ宿泊数は対前年比37%増と持ち直している。延べ宿泊人数を2008年の水準に戻すことが目標だ。」と需要回復への意気込みを語った。
 
 2009年はバーデン・ヴュルテンベルグ州とバイエルン州ともに日本人観光客が減少したが、バーデン・ヴュルテンベルグ州では2010年1月から5月までの延べ宿泊数が前年比1.8%増の3万8722泊となり、2001年以降日本人観光客数が減少していたバイエルン州でも1月から6月までの上半期はで11%増とプラスに転じた。また、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)のデイリー運航に加え7月1日から全日空(NH)が成田/ミュンヘン線の運航を開始しており、日本人観光客の利便性が向上することで南ドイへの観光振興に期待がかかる。 
 
 また、多くの旅行会社ですでに商材として取り上げられているクリスマスマーケットだが、ミュンヘン市観光局では2010年から「クリスマスマーケットパス」を発行する。クーポンを利用するとクリスマスマーケットでグルーワインや民芸品などが提供されるというもの。クーポンは6枚綴りで一般向けに20ユーロ、旅行業界向けに10ユーロで販売され、グループ用にもFITのパーツとしても利用可能だ。