日本旅行、7月の海外旅行販売額は38.0%増−海外の教育旅行団体はほぼ倍増

  • 2010年8月31日
 日本旅行の7月の旅行総販売額は、前年比13.8%増の342億4934万8000円と前年を上回った。このうち、海外旅行販売額は38.0%増の112億9190万1000円、国内旅行は3.3%増の221億9047万9000円であった。

 海外旅行では、前年の新型インフルエンザ発生の反動を受け、団体、企画、個人いずれも2桁のプラス成長。団体旅行は、一般が47.0%増の11億8949万6000円、教育旅行が95.7%増の1億4287万2000円で、合計は51.0%増の13億3236万8000円となった。企画商品では、マッハ・ベストツアーが40.7%増の49億6940万2000円、他社企画が14.6%増の12億8185万6000円となり、合計で34.5%増の62億5125万8000円であった。日旅広報室によると、全体として復調傾向とは捉えていないものの、個人旅行は38.3%増の29億1440万9000円で海外への出張需要は回復傾向にあると見ている。

 国内旅行では、一般団体が10.1%減の21億7216万3000円、教育旅行団体は18.2%減の12億90万2000円で、団体旅行計で13.2%減の33億7306万5000円となった。企画商品では、赤い風船が2.4%増の60億2567万円、他社企画が6.2%減の15億8828万5000円と合計で0.5%増の76億1395万5000円とほぼ前年並みに推移した。

 なお、国際旅行は69.6%増の7億2101万3000円であった。