JATA世界旅行博、会員との商談会に700名超参加−出展ブース数は前年並みか

  • 2010年8月26日
 日本旅行業協会(JATA)によると、9月24日から26日のJATA世界旅行博で実施するJATAメンバー・マーケットプレイスの登録者数が、8月25日現在でバイヤー133名、セラー584名となった。これは、9月24日の業界日に開催するもので、今回が初めての試み。JATA会員と出展者が直接商談する場を設け、実際のビジネスにつなげるねらいだ。当日は午前中に受け付けとアポイントメントの調整を済ませ、午後に商談をするスケジュール。アポイントなしで商談できる時間も設ける。

 また、今年出展する国・地域の数は130を超え、ブース数はほぼ前年並みの約900コマになる見込み。円高傾向により、特に欧州地域でコマ数が減少した一方、台湾や韓国、東南アジアは増加したという。

 このほか、24日の業界日にはJATA国際観光会議2010でのパネルディスカッションなどに加え、各種のセミナーも開催。例えば、リクルート旅行カンパニーじゃらんリサーチセンター・センター長の沢登次彦氏は「旅行市場は創り出す、そして動かせる!」、ジェイティービー(JTB)IT企画部長の野々垣典男氏は「“持たない”IT戦略のススメ−クラウドで取捨選択 中小にこそチャンスのわけ−」をテーマにそれぞれセミナーを実施。また、羽田空港の新国際線ターミナルについてや、中国の消費動向などについてのセミナーも予定している。