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ガルーダ、成田/ジャカルタ線就航で販売を強化−インフィニと共同セミナー

  • 2010年8月20日
 ガルーダ・インドネシア航空(GA)は8月18日、インフィニ・トラベル・インフォメーションと共同セミナーを開催し、9月1日にデイリー運航を開始する成田/ジャカルタ線の販売促進に向け最新情報を提供した。日本市場では、バリ島のデンパサールへ運航しているためリゾート路線のイメージが強いが、今回就航する成田/ジャカルタ線ではビジネス需要の取り込みを重視する。GA東日本地区営業本部営業部長の和田博之氏は、「日本市場では旅行会社経由の販売チャネルが重要」との考えから、まずは旅行会社向けにビジネス客に対応できる機内サービスなどを紹介し、旅行会社を通じた販売拡大をはかる。

 現在、同路線を運航しているのは日本航空(JL)のみだが、2011年1月には全日空(NH)も運航を開始する。インドネシアの景気が好調であることや、日本企業が多数進出していることから、3社ともにビジネス需要を見込んでいる。これにより、競争が激化するが、GAはインドネシア国内の乗り継ぎ利便や充実したサービス内容をアピール。ジャカルタからは16都市に就航しており、全て成田/ジャカルタ線のコモンレートで提供できるという。また、機内では、成田空港でビザ代金を支払うことで機内で入国審査手続きを完了するサービスも適用する。

 このほか、和田氏は、「顧客目線で販売する」との考えから、旅行会社と協力してビジネス客の動向や課題について情報を共有しながら料金やサービスを提供していくという。なお、コミッション9%は引き続き維持する。