観光活性化フォーラム
観光活性化フォーラム

日観協の休暇分散化調査で賛成意見が多数派に、渋滞や観光混雑緩和求め

  • 2010年8月18日
 日本観光協会は先ごろ、消費者向けのウェブサイト「全国旅そうだん」で休暇分散化に関するアンケートを実施した。これによると、全体の38%が休暇取得の分散化について「賛成」で、「反対」は27%にとどまった。また、「どちらとも言えない」は35%だった。賛成と答えた人のなかでは交通渋滞や観光地の混雑緩和を理由に挙げる人が最も多かった。一方、反対と答えた理由で最も多かったものとしては、違う地域に住む家族や友人と休みの時期がずれることが挙がった。

 また、休暇取得の分散化が実現した場合に旅行に行くきっかけになるか、という問いに対しては、「はい」と答えた人が42%で最も多く、「いいえ」と答えた人は25%、「どちらとも言えない」は33%だった。さらに、分散化実施に向けて、春の大型連休の分散化と秋の大型連休の創設に期待する意見が多かった。同調査は7月16日から31日まで実施し、男性600名、女性625名、計1225名が回答した。