トップツアー、海外旅行取扱額は95%増−昨年の落ち込みから回復傾向

  • 2010年8月17日
 トップツアーの6月の旅行業総取扱額は前年比15.9%増の122億5100万7000円となった。海外旅行の取扱額は95.1%増の31億5546万5000円で、4ヶ月連続で前年を上回り回復傾向を示した。トップツアーによると、大幅な伸びの要因は昨年の5月から6月がリーマンショックなどの経済不況や新型インフルエンザの影響で大きく落ち込んだため。一般団体も201.9%増となり、とくに影響が大きかった教育旅行は1756.9%増と大きく増加した。また、企画商品部門全体も46.5%と前年を上回り、自社商品が60.3%増、他社企画商品が41.7%増だった。個人旅行も同様に21.9%増と前年を上回った。

 海外取扱人数は、団体予行が234.8%増と大幅な伸びをみせた。方面別では、昨年のインフルエンザの影響で落ちこんだ大洋州が153倍以上と前年を大きく上回ったほか、ハワイや北米で大幅な伸び率を記録し、各方面でも前年を大きく上回る結果となった。個人旅行はインフルエンザの影響等をそこまでうけなかったこともあり、全体で10.6%増となった。行き先では台湾46.4%増、韓国11.8%増、ハワイ7.4%増が前年を上回った。

 なお、国内旅行取扱額は0.6%増の84億7930万円と前年並み、訪日旅行は昨年のインフルエンザの反動もあり、157.7%増となった。