関空、訪日中国人向けサービス拡充−電話通訳機器190台、中国人スタッフも

  • 2010年8月10日
 関西国際空港は、訪日中国人旅行者向けのサービスを拡充した。中国人個人観光ビザの発給要件が緩和されるなど増加が予測される中で、ニーズにあった商品提案やきめ細かい案内サービスの提供をめざす。特に8月9日からは、旅客と空港従業員、通訳とが会話できる電話機を、旅客ターミナルビル・エアロプラザ内のほぼ全店舗と案内カウンターに合計190台設置。英語と韓国語にも対応し、8時から20時まで、2階案内センターと1階の南北案内カウンターは22時まで利用できるようにする。

 また、ホテル日航関西空港では、1階に中国人宿泊客専用のインフォメーションデスクを開設。中国人スタッフを配置して対応する。また、8月中旬にはウェルカムボードをホテル2階のエントランスと1階ロビーに設置する。同ホテルでは4月に中国人スタッフも採用している。

 このほか8月9日から9月3日の期間では、空港の旅客ターミナルビル内案内所で、中国から留学中の大学院生をインターンシップ制度で受け入れ、案内サービス業務の手伝ってもらうという。案内所は、9月には中国人スタッフも配属する予定だ。