求人情報

楽天トラベル、第2四半期の営業利益15.6%増−あいのりサービスも好調

  • 2010年8月6日
 楽天トラベルの2010年度12月期第2四半期(2010年1月1日〜6月30日)決算で、売上高が前年比21.2%増の101億9700万円、営業利益が15.6%増の41億1000万円となった。東日本旅客鉄道(JR東日本)との提携を拡大するなど品揃えを充実したほか、景気の回復傾向にあわせて業務渡航目的での利用も改善。予約流通総額は22.4%増の1726億円、予約泊数は13.3%増と2桁の伸びを見せた。楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は8月5日の会見で、「特にレジャー関係の需要が牽引した」と述べた。

 四半期ベース(4月〜6月)でみると、予約流通総額は20.6%増の90億8000万円、予約泊数は13.1%増の835万8000泊。これに対して売上高は23.5%増の53億2200万円、営業利益は17.1%増の20億4000万円となった。とりわけ、グループ向けの予約サービス「あいのり」はツイッターやフェイスブックとも連携を開始し、単月の予約流通総額が約5億円に成長。三木谷氏は、「新たなトレンドをうみだした。年度末には単月で10億円レベルになるだろう」と見込んでいる。

 また、楽天トラベル代表取締役社長の岡武公士氏によると、海外発海外の需要の取り込みも視野に入れている。たとえば中国人や韓国人のグアム旅行なども手掛けていく考えで、現在はウェブサイトを立ち上げている段階。今後現地のホテルの受入体制の準備など進めていくという。