エコツーリズムで地方経済が蘇る! 三重・鳥羽市でセミナー、環境相も出席

 全国エコツーリズムセミナーin鳥羽(主催・環境省など)が7月14日、三重県鳥羽市で開かれた。「エコツーリズムで地域が変わる−地域の宝を探し、磨き、守り、魅せる!」をテーマに、高知県や山口県など全国の事例などを学んだ。

 セミナーには小沢鋭仁環境相も出席。「伊勢志摩国立公園は定住人口も来訪者も多い、人と自然が触れ合う国立公園です。エコツーリズムは経済効果が大きく、地域振興に寄与します。皆さんの地域で発展させてほしい」などと呼びかけていた。

 各地の事例紹介に続いて、NPO法人日本エコツーリズム協会の理事で、トラベルニュースat本紙に「NATO廃絶」を連載している山田桂一郎さんが「エコツーリズムで地方経済が蘇る!」と題し講演した。

 セミナー後に、山田さんは「エコツーリズムは保護だけではなく、地域経済が良くなります。なぜなら、環境というテーマは皆がテーブルに就くことができ、地域の最適化を図りやすいからです。その結果、一部の事業者だけではなく地域全体にお金を回わす手法だと言えます」と話していた。

 セミナーには全国から約120人が出席。15日にはエクスカーションとして鳥羽の離島ツアーも行われた。


情報提供:トラベルニュース社