中部、夏の国際線予約は13.2%増の12万9600人−韓国、中国が好調

  • 2010年8月3日
 中部国際空港によると、夏季繁忙期間中(2010年8月6日〜15日)の国際線予約数は前年比13.2%増の12万9600人となった。このうち、出発旅客は15.2%増の6万6800人、到着旅客は6万2800人。中部空港広報では、2009年度は運休や減便などのほか、新型インフルエンザの影響もあったが、2010年度は期間中の出発便数が前年から5便増えるなど「回復をみせた」ととらえている。また、出発のピークは8月7日で8100人、到着のピークは8月15日の8000人であった。

 出発旅客の方面別で最も旅客数が多かったのは、韓国で1.4%増の1万4900人で、次いで中国の54.3%増の1万4200人、台湾、香港が28.6%増の1万1700人となった。中国は上海万博による日本人の需要が高まったほか、個人観光ビザの要件緩和による訪日旅行者の増加、便数増加などの影響で好調であった。一方、前年を下回ったのは欧州、中東方面で、19.3%減の4600人となった。2009年度、2010年度はいずれも24便の定期便が運航しているが、2009年度には10便を運航していたJLのパリ線運休が欧州、中東方面への予約数減少に影響していると分析している。