タイ、上半期の外国人旅行者数が14%増、年間目標達成にも自信

  • 2010年7月28日
 タイ国政府観光庁(TAT)によると、2009年上半期に受け入れた外国人旅行者数は、前年比13.7%増の751万5025人であった。バンコクの混乱で大きな影響を受けたものの、前年が世界的な経済危機で落ち込んでいたことの反動もあり、プラス成長した。また、バンコクと比較してプーケットを訪問する旅行者数が堅調であったことも背景にあるという。

 TATでは、リカバリー策や幅広いプロモーション用パッケージの設定などにより、6月と7月には明確な回復が見えているとし、年間の目標である1450万人の達成も依然可能と分析した。

 なお、日本市場も5月までで8.5%増の42万3691人と前年を上回った。バンコクでの混乱による影響も相当程度あったと考えられるが、7月26日に日本旅行業協会(JATA)とタイ国政府観光庁(TAT)が開催したセミナーの場で、TATマーケティングマネージャーの藤村喜章氏は1月から3月が好調であったと説明した。