JATA国際観光会議、今年のテーマは「旅の質」−旅行博来場者数11.6万めざす

  • 2010年7月23日
 JATA国際観光会議・世界旅行博実行委員会は9月24日から26日にかけて、「JATA国際観光会議・世界旅行博2010」を開催する。今年の国際観光会議のテーマは、「ツーリズム新時代−更なる旅の質を問う」で、旅行者が求める旅の質について探る。また、JATA世界旅行博は2009年のテーマを継続し、「世界を行かすたびの力−踏み出そう 明日を拓こう」に設定。首都圏空港の発着枠拡大などが2009年からの反転につながるとして、世界に踏み出そうと呼びかける。

 9月24日の国際観光会議は、日本総合研究所理事長所長の寺島実郎氏がプレゼンターを務める基調講演と、パネルディスカッションを実施する。パネルディスカッションでは「旅の質」について、まず海外のパネリストによるプレゼンテーションをおこない、その後日本側のパネリストが加わり合同でディスカッションする。9月25日は地方の活性化に焦点をあててイン/アウトそれぞれをテーマにしたシンポジウムを開催する。

 また、JATA世界旅行博では、約130ヶ国から700社近い出展者を見込む。旅行博初登場の国や日本に観光局のない国のコーナー「ミート・ザ・ワールド」、専門旅行会社が集まる「旅のストリート」などのほか、新たに海や水辺のリゾートの魅力やアクティビティを紹介する「ビーチ&リゾーツ」といったコーナーを設ける。9月24日の業界日には、約100社のJATA会員旅行会社がそろい、出展しているサプライヤーとの商談会も実施する。なお、2003年から来場者数は増加傾向にあり、今年は2009年から5000人増となる約11万6000名をめざす。