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アジア周遊型商品開発へ−東京都がアジア8都市と連携、民間とも協力

 東京都はアジア域内を周遊できる旅行商品の開発をめざす。バンコク、デリー、ハノイ、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、台北、東京のアジア8都市からなるアジア観光促進協議会で合意した。同商品は、ワン・アジア・パス(仮称)でアジアの2都市から3都市を訪れることのできるというもの。今後、各都市が旅行会社や航空会社など民間事業者との意見交換をしながら具体的な内容について検討する。

 アジア観光促進協議会は、アジア域内の観光活性化とアジア域外からの観光客誘致をはかるため、アジア各都市が相互に情報交換できるよう2002年に立ち上げたもの。これまで各都市の課題や観光促進のための取り組みについて情報交換するとともに、共通のブローシャやポスター作成のほか、ウェブサイトを開設し共同でプロモーションを展開してきた。今回の周遊型の旅行商品開発はこうした活動からうまれたアイデア。

 東京都産業労働局観光部企画課では、今後枠組みや進め方を含めて協議していくとして、今年度中に意見交換を始める方針を示した。