成田国際空港（NAA）は7月8日、バンコクのスワンナプーム国際空港を運営するタイ空港会社（AOT）と姉妹空港を締結した。これはAOTとの協力関係の構築、アジア地域および世界の国際拠点空港としての持続的発展、北東アジアと東南アジアを結ぶ航空輸送網の発展を目的としたもの。今後は人的および物的な交流を活発させ、双方の戦略的発展に向け情報交換や定例会議を実施することで、利用者のニーズをとらえ、より利用しやすい空港となることをめざす。さらに、両空港間を結ぶ路線の需要創出のため、共同プログラムの構築などを実施していく予定だ。

　なお、成田／バンコク線は2010年夏スケジュールで週63便運航している。NAAは今回の提携で、同路線の旅客便、貨物便ネットワークを拡充することでサービスを向上させ、AOTとともに持続的発展をめざす。