ワタベウェディングは7月6日に下期商品発表会を開催、ミクロネシア、バリ、ヨーロッパ、沖縄、ハワイといった各方面別の商品紹介ともに、ハワイ州政府観光局（HTJ）によるハワイセミナーを実施した。セミナーは約200名の旅行業界関係者でほぼ満席となり、関心の高さがうかがえた。

　HTJトレード・マーケティング・マネージャーの羽田三輝氏によると、2009年のハワイへの日本人訪問者の全体的な傾向としては30代、40代のいわゆる「アラサー」「アラフォー」の女性の支持が高く、また日本人訪問者の57.9%がリピーター層という特徴を示しているという。今年はウェディングやハネムーンといったロマンスマーケットが好調で、2010年1月から5月までの累計で前年比4.5%増の2万3182名が訪れているという。

　ワタベウェディング広報グループ係長の黒岩英理子氏によると、ハワイ・ウェディングの同行者数は平均9名程度。家族や親しい友人へのもてなしを重視したカップルが増えているという。

　ワタベウェディングは今年11月、オアフ島のコオリナ・リゾートに「ホヌカイラニ・コオリナ・プレイス・オブ・ウェリナ」をオープンする。「7つのウェリナ（愛をこめて）」をハード面、ソフト面のコンセプトとしており、ビーチフロントのチャペルでプライベート感あふれる挙式を実施する。ギターアンサンブルの音や生花の香り、数々の受賞暦を誇るアラン・ウェン監修の食事など五感を満足させる演出とともに、パーティの進行や演出をサポートするパーティマスターやハイレベルのヘアメイクを用意。日本での挙式と同等、もしくはそれ以上のクオリティを追求する。

　「ホヌカイラニ・コオリナ・プレイス・オブ・ウェリナ」の目標取扱人数は、今年度末までに600名、来年度は2000名。現在のところ、予約は好調に推移しているという。