1-3月の国内宿泊者数は2・4%増の7242万人

 観光庁はこのほど、2010年第1四半期(1〜3月)の宿泊旅行統計調査を発表した。延べ宿泊者数は前年比2・4%増の7242万人泊。このうち外国人は25・5%増の525万人泊で、宿泊者数に占める割合は7・3%だった。

 日本政府観光局が発表している同時期の訪日外客数は前年比29・4%増で、ほぼ近い伸び率となっている。国籍別では韓国、中国、台湾の順に多く、訪日統計と同じだった。

 同一施設の1人当たりの平均宿泊数は1・26泊。外国人は1・48泊と少し長い。都道府県別では1人当たりの平均宿泊数が長いのは沖縄県1・43泊、東京都1・42泊、京都府1・34泊の順。外国人は新潟県2・05泊、東京都1・96泊、愛媛県1・78泊の順。

 全国平均の客室稼働率は旅館46・5%、リゾートホテル49・2%、ビジネスホテル60・8%、シティホテル66・6%。

 09年(1−12月)の宿泊旅行統計調査の確定値も同時に発表され、こちらは延べ宿泊者数が前年比2・7%減の3億130万人泊。うち外国人は17・8%減の1830万人泊だった。

 外国人の占める割合は前年の7・2%から6・1%へと低下した。


情報提供:トラベルニュース社