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ハワイ、5月の日本人訪問者数は25%増−新規就航など供給量増に期待

  • 2010年7月5日
 ハワイ州観光局(HTJ)によると、ハワイの5月の日本人訪問者数は前年比25.6%増の9万7838人となり、新型インフルエンザなどの影響で下落した2009年と比べて大幅な伸びとなった。2008年と比較しても6.1%増で、1月から5月の累計でも前年比6.1%増、2008年比も0.4%増となった。HTJ代表の一倉隆氏は「旅行会社からは今年は多少(商品が)高くても売れていると聞いている」とし、回復基調は続いているとした。6月の渡航者数も順調な伸びを見せており、「久しぶりの10万越えとなるのでは」との見通しだ。

 一倉氏はまた、ハワイへの新就航や増便による座席供給量の増加にも期待。ハワイアン航空(HA)の羽田/ホノルル線就航に加え、デルタ航空(DL)が12月22日から中部/ホノルル線に就航する。大韓航空(KE)が6月11日から仁川/ホノルルを3便増便し10便にしたことで、日本から同日乗り継ぎ可能な都市が7都市になり、需要の拡大が見込めるという。さらに、HAも2011年1月から仁川/ホノルル線に就航する。今回の新就航で「(韓国人旅行者が)HAに流れることで、KEの座席のとりにくさが緩和されるのでは」と期待を見せた。

 また、10月30日からの日本航空(JL)の成田/コナ線運休については、他の航空会社に引き続き就航を積極的に訴えていく方針だ。5月の島別の訪問者数はカウアイ島以外は訪問者が増加しており、なかでもビッグアイランドのみの訪問者は5月単月で102.6%増の3154人、1月から5月までで80.2%増の1万4225人となっており、一倉氏は「これだけの数字があるということを認識してほしい」と需要の高さを強調した。現時点では秋以降の就航予定はないものの、高い関心を示す外国航空会社もあり、就航の実現に向けて引き続き働きかけていくという。