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クイーンズランド、GCマラソンで日本人1200人期待−需要が回復傾向に

  • 2010年6月29日
 クイーンズランド州財務大臣のアンドリュー・フレイザー氏がこのほど来日し、7月3日と4日に開催されるゴールドコーストマラソンをアピールした。現在のところ1000人以上の日本人が登録しているといい、フレイザー氏は「1200名も期待できる」とコメント。その上で、ゴールドコーストマラソンがホノルルマラソンに次いで知名度が高い海外マラソンであることからランナー以外にもアピールする良い機会とし、今後もプロモーションに注力する方針を示した。

 また、クイーンズランド州政府観光局CEOのアンソニー・ヘイズ氏も、日本人が家族やパートナーを連れて参加することもあると紹介し、日本人参加者の増加に期待。そして「レースに真剣な人だけでなく、ゴールドコーストを楽しもうという人も多い」とし、街全体でイベントが用意されるなど「ゴールドコーストマラソンを世界で最も楽しいフェスティバル」であると強調した。


▽日本人旅行者が1割近く増加−ヘイズ氏、「見通し明るい」

 ヘイズ氏によると、過去12ヶ月での同州への日本人旅行者数は前年を8%ほど上回ったという。教育旅行なども戻りつつあるといい、「日本市場の見通しは明るい」との分析だ。また、日本を訪れるオーストラリア人旅行者が増えていることから、今後のツーウェイツーリズムの拡大にとって「素晴らしいチャンス」と語った。

 今後は、旅行会社や航空会社との関係強化、オンライン・マーケティングやピーアールへの注力を重要視。ヘイズ氏は、「なぜゴールドコーストに来る必要があるのか、“ストーリー”を伝えていきたい」と話、ゴールドコーストマラソンもその一つとした。

 なお、日本航空(JL)の減便については、「非常に残念」とコメントしつつJLの置かれた環境に理解を示し、需要が回復すれば復便の可能性もあるとした。