ドバイに新空港誕生、貨物から−完成後は世界最大級に、旅客は来年3月予定

  • 2010年6月29日
 ドバイで現地時間6月27日、新空港「ドバイ・ワールド・セントラル−アル・マクトゥーム空港(マクトゥーム空港、DWC)」が貨物便に向けて部分開業した。同空港は、現在のドバイ国際空港とともに、ドバイのハブとしての立場を強化しようとするもので、将来的には5本の滑走路と最大4棟のターミナルを備え、年間1600万人の旅客の利用を見込む。

 第1段階として、エアバスA380型機が離発着できる滑走路1本と、年間500万人の旅客を受け入れ可能なターミナルビル、年間25万トンの貨物を処理できるカーゴターミナルが完成。旅客便の受け入れ開始は、2011年3月の夏スケジュールの開始と同時を予定している。

 なお、ドバイ国際空港では2009年に4100万人の旅客を受け入れたが、2020年には9800万人、2030年には1億5000万人への拡大をねらっている。


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