成田、テレビ電話案内やネット無料利用などサービス向上−7月17日から

  • 2010年6月25日
 成田国際空港は7月17日の成田スカイアクセス開業にあわせて、空港内のサービスを向上する。駅到着から搭乗までよりわかりやすくするため、第1第2旅客ターミナルビル鉄道駅の床や壁などに案内表示を新たに追加。出発ロビーまでの移動をスムーズにできるよう工夫した。また、これら鉄道駅階から出発ロビーまでノンストップで往来するエレベーターを設置する。

 第1、第2旅客ターミナル内各所では、ボランティアによる案内を開始し、到着した外国人旅客に対し空港内での移動などのサービスを提供する。大学や国際交流センター、ボランティア団体を通じて募集する予定だ。また、第1旅客ターミナル南ウイングでは、テレビ電話を活用した案内サービスの実証実験を実施する。ターミナル内にハイチしたタッチパネル式のディスプレイを通じ、利用者と案内スタッフが双方向で会話できるというもの。今後とりわけ増加が見込める中国人旅客に対し中国語で案内できるスタッフを配置する。計3台設置し日本語や英語、中国語に対応する。

 このほか、第1旅客ターミナルビル内に無線LAN無料エリアを展開する。無線LANに対応できれば無料でインターネットを利用できるようにした。45ゲート付近や34ゲート奥など5ヶ所を設置する。また、6月29日には第2旅客ターミナルビル本館3階に無料インターネット施設、ブロードバンドカフェをオープンする予定だ。