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大韓航空、フィジー政観と福岡発ツアー促進−月間100名送客めざす

  • 2010年6月8日
 大韓航空(KE)福岡支店は、福岡発仁川経由のフィジー線を利用したパッケージツアーの造成を促す方針だ。KEによると、これまでのリゾートデスティネーションではハワイやプーケットの商品が主流であったが、フィジーを打ち出すことでデスティネーションの多様化をはかる。

 この背景には、仁川/ホノルル線の需要が高く座席が取りにくくなっていることや、逆にプーケットはバンコクの混乱の影響などにより需要が低迷していることなどがある。こうした中、新たなリゾートのデスティネーションとしてフィジーを打ち出し、需要の喚起と開拓につなげる考えだ。

 福岡では、一般消費者にとってもフィジーは馴染みないといい、まずは旅行会社による商品造成を促進する考え。6月1日にはフィジー政府観光局と共同でセミナーを実施し、旅行会社の企画担当者や販売担当者ら約40名が集まった。

 KEによると、仁川/フィジー線は仁川発が火曜、木曜、日曜、フィジー発が月曜、水曜、金曜の週3便。ツアーの旅程は5日間、6日間、7日間の設定が可能だ。また、仁川での乗り継ぎ時間が往路は1時間15分、復路は55分と短いこともアピールした。KEでは旅行会社と協力して販売を拡大する考えで、月間100名の送客をめざす。