外務省によると、タイ政府は5月19日に発令したバンコクを含む24都県に対する「夜間外出禁止令」を23日まで延長することを決めた。実施機関は5月20日から23日までの午後9時から午前5時まで。外務省ではこれを受けて、スポット情報を発出し、非常事態宣言発令対象地域に滞在する人は、「夜間の外出は厳に控え」、破壊活動が続いている間は「日中であっても可能な限り外出は控えて下さい」と注意を喚起している。また、在タイ日本大使館では、「スワンナプーム国際空港に緊急帰国・用務などで行く場合にはなるべく午後9時前に到着するように」とウェブサイト上で促している。

　なお、外務省ではこれに先駆けて5月17日、バンコクの渡航情報を「渡航の延期をお勧めします」に引き上げており、大手各社が募集型企画旅行の催行を中止。日本航空（JL）も関空と中部発着のバンコク線を減便している。


▽関連記事
◆日本航空、バンコク線を一部減便へ−関西と中部で、全日空は通常通り（2010/05/19）
◆バンコク、デモ地域の一時封鎖に外務省が注意喚起−各社催行中止は継続（2010/05/14）