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シドニーマラソン、「Qちゃん効果」で集客期待、10周年記念企画も

  • 2010年5月20日
 シドニーマラソン2010が9月19日に開催される。これにあわせてシドニーマラソン日本事務局とオーストラリア政府観光局、ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州政府観光局が大会の取り組みを説明した。

 シドニーマラソンは、昨年3万2000人が参加した南半球最大のマラソン大会。フルマラソン、ハーフ、9キロ、4キロの4種目あり、幅広い参加者を見込んでいる。海外からの参加者が増加傾向にあり、昨年の日本の参加者は555人で国別第1位となった。男女比は女性が54%とやや多く、20代後半から40代が全体の3割以上を占めているのが特徴だ。シドニーマラソン日本事務局の寺本洸氏によると、日本人の数が多いのは親善大使である高橋尚子氏の「Qちゃん効果」が大きく、今年は高橋氏が大会当日にマラソンに参加することからも、引き続きこの効果が期待できると期待を寄せる。今年も昨年同様に女性誌などに掲載し、ターゲットである女性の取り込みをねらう方針だ。

 また、今年は大会開催10周年であることから、10周年記念企画をも実施する。そのひとつが一般公募ランナーとパートナー企業から選出した計10名で結成した民間親善大使「チーム10」。NSW州政府観光局日本局長の金平京子氏によると、「地球の歩き方」とタイアップし、「地球の走り方」ウェブサイト内に開設するブログで、高橋氏らの指導を受けながらフルマラソンに挑戦するチーム10の練習の様子などを紹介していく。

 オーストラリア政府観光局(TA)日本局長の堀和典氏は挨拶で「オーストラリアはスポーツ大国。特に昨今のランニングブームもあり、若年層からシニア層まで幅広い年代の参加が見込まれる。シドニーは東京からカンタス航空(QF)と日本航空(JL)それぞれデイリーで直行便を運航しており、アクセスも良く多くの参加を期待している」とした。


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