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リクルート、タイ検定開始−ASEANでシリーズ化、HISが公式ツアー設定

  • 2010年4月27日
リクルートはASEAN検定シリーズを立ち上げ、第1弾として8月29日に「第1回タイ検定」を実施する。日本アセアンセンターや企業と共同して実施するのが特徴。これまで同社と日本アセアンセンターでは、旅行訪問先を決める興味喚起と継続的なファン作りを目的に、国際交流のさらなる発展に貢献する仕組みの開発を検討してきた。第1回のタイ検定には両者のほか、タイ国政府観光庁(TAT)、紀伊国屋書店などのほか、エイチ・アイ・エス(HIS)も参加する。各協賛の紀伊国屋書店ではタイ検定公式テキストを販売と関連のブックフェアを実施。HISではオフィシャルツアーとして、「世界遺産アユタヤ遺跡とアンパワー水上マーケットを巡る新決定版タイランド4泊5日間」を発売する。

 8月29日に実施するタイ検定は、タイに関する世界遺産、史跡、観光名所、娯楽、文化、交通、地理、歴史、政治経済など、文化や歴史、産業や風習などから出題。マークシート100問の4者択一方式で、7割以上の正答で合格とする。検定問題は公式テキストから8割程度を出題。合格者には日本アセアンセンターとTATから合格証明書を贈呈するほか、希望者の中から上位3名に日本アセアンセンター公認のタイスペシャリストの称号を授与するなど特典を設けた。第1回は3級のみの検定だが、今後は1級まで設ける予定。今回は7000人の受験者を目標としている。

 なお、ASEAN検定は今後、アセアン各国を対象に実施していく予定だ。