中部、2009年度の国際線旅客数は14%減、3月は25ヶ月ぶりにプラス成長

  • 2010年4月27日
 中部国際空港の2009年度の国際線旅客数は、前年比14%減の430万3896人となった。路線の減少や景気後退、新型インフルエンザなどが重なったことが原因と考えられる。特に新型インフルエンザによる旅行キャンセルが相次いだ昨年5月と6月は5月が29%減、6月が39%減と大幅に前年を下回る結果となった。国際線旅客便の発着回数は15%減の2万8474回であった。

 ただし、3月単月では3%増の43万2000人となり、25ヶ月ぶりにプラス成長を記録。上期と下期を比較しても、上期が19%減の210万2207人であったのに対して下期は7%減の220万1689人となっており、需要が底を打った可能性もある。

 なお、国内線では3月が7%減の464万744人で、年度では15%減の495万6047人となった。