インドネシア航空協議、成田増便や共同運航拡大で合意−成田は1日2便に

  • 2010年4月26日
 日本とインドネシアの航空当局間協議が4月20日から22日まで開催され、成田路線の拡大などについて合意した。インドネシア側航空企業が、成田関連路線を現行の週7便から週14便に増便することが可能となり、日本側航空企業も同等の権益を確保した。現在、成田/デンパサール/ジャカルタ線を週7便運航しているガルーダ・インドネシア航空(GA)は、今回の結果を受けて「インドネシア政府から許可を得られれば増便したい」とコメント。また、日本側航空企業では日本航空(JL)、ジャルウェイズ(JO)が貨物便も含めて週15便運航しており、最大で22便に増やすことも可能となった。

 このほか、相手国の乗り入れ地点を相互に自由化。また、輸送力について双方が最大週75便まで拡大した。コードシェアについても、両国間と双方の国内区間で便数、区間の制限なくおこなえることとなった。

 なお、日本側は今回便数の自由化も提案したが、インドネシア側が自由化を段階的に進めたいと主張したため輸送力の大幅拡大とし、今後のさらなる航空関係の拡大については引き続き議論することになった。