第2種のサンシャインプランニングが倒産−弁済限度額は範囲内か

  • 2010年4月23日
 第2種のサンシャインプランニングが4月7日に倒産した。ホームページ上では「お詫びと御連絡」と題した通知を掲載しており、すでに代理人弁護士を選任している。通知によると、景気低迷で売上が減少する中、大口顧客が倒産したことで売掛金が回収できない状況になったことが影響したようだ。同社が加盟していた全国旅行業協会(ANTA)本部事務局によると、負債総額は不明なものの自社ブランドや代理販売のツアーをあわせて4月7日以降出発分の予約件数は約76件で、総額680万円程度になるという。今後大きく増えなければANTAが定める弁済限度額1100万円の範囲内にはおさまりそうだ。

 同社は2006年6月に会社を立ち上げており、自社の募集型企画商品をメインに代理販売なども含めて取り扱っていた。東京都文京区のビル2階で店舗もかまえていたが、インターネットでの販売も多かったという。ホームページ上の通知では、「従業員に対する支払いも延滞している状況」で「会社の資産も残存していない状況」にあるため「弁護士と協議中」であることを明記している。また、ANTAに加盟していることから弁済保証金制度が適用できるとして、顧客に対しANTAに問い合わせ、相談するよう電話番号を紹介している。

 なお、ANTA本部事務局では、4月7日から9日までに一般消費者などから約60件の問い合わせが入っているという。弁済の申出期間は最初の認証申出のあった4月14日から6月13日まで。