Marriott Bonvoy

マレーシア、働く女性を「お姫様」に−新キャンペーンで6テーマ訴求

  • 2010年4月20日
 マレーシア政府観光局(MTPB)東京支局は、30代から40代の女性を対象に『プリンセスキャンペーン』と題した新キャンペーンを展開する。MTPB東京副支局長のヘルミ・スミラン氏は4月15日に開催した発表会で、「日本は上位10位に入る市場。マレーシアの魅力溢れた高品質なホリディ体験を、日本では実現できないリーズナブルな値段で提供し、洗練された日本の女性たちに選ばれるよう尽力する」と意気込を示した。

 MTPB東京支局マネージャーの徳永誠氏によると、「現在の海外旅行におけるマーケットリーダーである旅慣れた30代から40代の女性」をターゲットとし、デフレ下の市場で費用対効果の高さを打ち出しつつ、「『美』と『癒し』をメインテーマに、お姫様気分が味わえる新しいリゾートスタイルを提案」する方針だ。

 具体的には、モデルのMAIKOさんと小野麻亜矢さんがクアラルンプールで体験した「お姫様気分」を写真でレポートするウェブサイトを開設。その上で、同サイトと連動した特別番組をBSフジで5月下旬に放映するほか、女性のビューティグッズやマレーシア旅行をプレゼントするキャンペーンサイトも設置。さらに、フォートラベルで「私のプリンセス体験」を公募してモニターツアーを実施したり、働く女性向け情報誌「シティリビング」と「マレーシアナイト」を共催するなど、インターネット、紙、電波それぞれを活用したメディア展開を予定している。

 また、MTPB東京支局の佐伯道子氏は「プリンセスになるためのキーワードは、単なる癒しではなくじんわりと効いてくる『マレーシア効果』」と強調。ビーチや自然、グルメ、パワースポット、ショッピング、スパの6つのテーマを打ち出す方針を示した。このほか、本年度より新たに日本旅行業協会(JATA)のデスティネーション・スペシャリスト養成講座にマレーシアが追加されたことを紹介し、「マレーシアはメジャーではないが、こだわりのあるディスティネーション」とし、旅行会社スタッフの教育にも力を入れたいと話した。

 なお、マレーシア航空(MH)営業推進マーケティング統括部長蟹澤正人氏も、「閑散期・繁忙期ともに座席の供給を全面的に協力する」とし、今回のキャンペーンを全面的にサポートする姿勢を示した。