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成田、不定期便の発着枠が早期確定−チャーターなど設定容易に

  • 2010年4月14日
 成田空港でチャーター便や臨時便を運航する際、まとまった期間の発着枠を確保できることになった。国土交通省が4月13日に発表した。これまでは1ヶ月単位の発着枠を毎月調整していたが、チャーター便などの定期的な運航が増えてきたため、希望する発着枠が確保できないケースが発生していた。今回の措置により、定期便で対応できない需要の取り込みや、スケジュールがこれまで以上に早く確定することから消費者にとっての利便性向上も期待できる。

 初年度は、6月7日から8月1日分までの発着枠申込みから導入する予定で、申請の締め切りは4月20日に設定。続いて8月2日から10月30日までは6月中旬、10月31日から1月9日までは9月中旬、1月10日から3月26日までは11月中旬の申し込みの締め切りを予定している。早期調整の対象となる運航便はチャーター便や臨時便とそれらに接続して運航するフライトで、国際、国内、貨物、旅客すべてが対象。ただし、貨物などで直前でないと需要が判断しにくい場合にも対応するため、月ごとの調整の仕組みも継続する。

 なお、2011年以降は1年を4分割して申し込みを受け付け、最長4ヶ月間分の発着枠を事前に確保することを可能にする。