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ロサンゼルス観光局、消費者と業界認識の差異を指摘−10年間の旅行意識調査

  • 2010年4月8日
 ロサンゼルス観光局・ロサンゼルス国際空港アジア・パシフィック事務所(LACVB)は、2000年から2009年に実施したロサンゼルス旅行に関する意識調査の結果を発表した。これはLACVBが毎年、JATA世界旅行博会場で一般消費者を対象に実施したもの。LACVBは調査結果について、業界と消費者の意識の際が2つの点で見られるとしている。

 その1つが旅行情報の入手先。「インターネット」「ガイドブック」に次いで、「旅行パンフレット」となっており、ポイント数はこの10年間ほとんど変わらないという。そのことから、消費者の店頭離れが進んでもパンフレットからは離れていないと指摘する。また、旅行代金についても、パッケージ商品の低価格化が進んでいるが、ロサンゼルス4泊6日の妥当と思う価格帯は10万円から15万円が多く、年々料金が高くなっているという。これを受けてLACVBでは、一般消費者の持つ値ごろ感は、意外と高いところにある可能性を示唆する。

 そのほか、「ロサンゼルスは文化・芸術の街である」の意識が、10年前に比べて10ポイント増加。「交通の便のよい都市」は14ポイントアップした。また、「LAに行ったら何をしてみたいですか?」は、男女とも1位はテーマパーク、2位は男性がスポーツ観戦、女性がショッピングで、この10年変化はないという。