GWの海外旅行予定は23.8%で大幅増、アジア、欧州人気−フォートラベル調査

  • 2010年4月7日
 フォートラベルが会員を対象に実施した「2010年ゴールデンウィークの過ごし方アンケート」によると、海外旅行に出かける予定の人が23.8%となり、昨年よりも12.8ポイント増加した。海外旅行や国内旅行、帰省、日帰り旅行を含む「旅行をする予定」の人も57.7%で、前年よりも10.7%増加しており、フォートラベルでは日並びの良さや円高、燃油サーチャージなど行きやすい環境が整ったことで旅行意欲が増加したと見ている。取得予定の連続休暇日数は5日間(44.8%)が最も多く、次いで7日(15.1%)、4日(10.1%)と続く。暦どおりでも5月1日から5連休が取得できるが、それ以上の連続休暇を取得する人が全体の8割以上。海外旅行を予定する人の休暇日数の平均は7.3日となった。

 海外旅行の方面は、アジア(47.7%)が依然として多く、内訳は多い順にタイ(29.4%)、中国(17.6%)、韓国(15.3%)。また、アジアに次いでヨーロッパ(10.7%)、北米(10.7%)となり、ロング方面も人気が高まっている。出発日のピークは4月29日(21.6%)が最も多く、5月1日(20.1%)、4月28日(18.7%)と続く。帰国日は5月5日(25.2%)が突出しており、長期間の旅行が多いことがわかる。

 なお、GWの予定とともにたずねた「休暇分散化」の試案については、「反対・どちらかといえば反対」との回答が44.7%で、「賛成・どちらかといえば賛成」の35.6%を上回った。反対意見には「離れて暮らす友人、家族と一緒の時期の休みが取り難くなる」のほか「今まで休暇をずらして安い旅行をしていたので、うれしくない」「有給休暇を取得しやすくする施策を考えてほしい」などの意見があった。賛成の意見には「混雑が回避できる」「旅行代金が安くなるのであれば良い」とのコメントが寄せられた。


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