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マリアナ政観、日本市場への注力強調−関空・中部の座席確保が課題

  • 2010年4月7日
 マリアナ政府観光局(MVA)は4月6日に開催したセミナーで、関空と中部への安定した座席供給に向けたマーケティング施策、特定市場ターゲットへのキャンペーン、現地スポーツイベントを活用した需要喚起の3点を軸にプロモーションを展開していく方針を示した。MVA局長のペリー・テノリオ氏は、「昨今の世界的な不況の中、北マリアナ諸島の観光業界の回復は日本人訪問者数の増加に関わっている」とし、今後も日本市場に注力することを改めて約束した。また、MVA日本事務所マネージングディレクターの早瀬陽一氏は、2009年11月の大阪・名古屋直行便運休の影響による人員マイナス傾向はあったものの、デルタ航空の成田/サイパン線のトリプルデイリー化により関東の訪問者数はプラスに転じていることから、「基本的な人員確保は見込める。大阪と名古屋の座席供給数の安定が今後の課題」と話した。

 MVAでは、安定した座席供給に向けたマーケティング施策として、関東ではゴルフ・ダイビングフェアへの参加、関西ではアシアナ航空(OZ)と、中部ではデルタ航空(DL)との共同プロモーションなどを計画。特定市場ターゲットとしては、子連れファミリーとシニアなどのほか、ダイバーやゴルフ市場も視野に入れているという。また、2010年サイパン・マラソンの日本人参加者数が過去最高569名となり、より一層の集客が見込めることから、次回開催予定の2011年3月5日に向けてツアーの造成を促進する方針だ。