スターフライヤー、12年度にも国際線就航−10年度はチャーター月1本めざす

  • 2010年4月5日
 スターフライヤー(7G)はこのほど、2012年度にも九州/アジア間の国際定期便の運航開始をめざす中期経営計画を発表した。対象年度は2010年度から2014年度で、国際線は遅くても2013年度に1日3便の運航を実現し、2014年度には1日6便に拡大したい考え。国内線も含めた1日の運航便数は、2010年度が15便であるのに対し、2014年度では33便とする。また、2011年度までに株式公開もめざす計画だ。

 国際線は、2012年度からの定期便就航をみすえて体制構築を進める。2010年度では、これまでも実施してきたチャーター便を毎月1回の頻度で設定したい考え。方面は従来通りソウルと香港を想定しており、新デスティネーションも検討するという。また、チェジュ航空(7C)の日本地区総代理店の業務を4月1日から開始しており、北九州/ソウル線の営業を進めることで国際線販売のノウハウを蓄積する。自社国際線の路線は九州発の近距離アジア線を予定しており、ソウルや釜山などの韓国、深セン、広州、上海、北京などの中国、香港、マカオ、台湾などが候補地という。

 国内線は、羽田空港の発着枠配分にもよるものの、2010年度は15便とし、2013年度には27便への拡大をめざす。特に、2011年度に羽田/北九州線のダブルデイリー化、2011年度以降には羽田/福岡線の開設と早期の増便をねらう。

 これらの実現に向けて、機材の導入も進める。2011年1月と同5月に5号機と6号機を受納。さらに2012年度に2機、2013年度と2014年度に1機ずつ導入し、合計10機体制を確立する計画だ。