オペレーター2社が合併、トラベルファクトリージャパンに−外国人手配も

  • 2010年4月1日
 レーブインターナショナルとサウスパシフィックツアーズジャパン(SPT)は4月1日付けで合併し、新会社「トラベルファクトリージャパン」を設立する。2社はもともと、エスティーワールドの100%子会社でそれぞれ別の地域を取り扱っていた。今回の合併による資本関係の変更はないが、3月31日をもってSPTは終了。レーブインターナショナルを存続させ、社名を変更して営業していく。

 トラベルファクトリージャパン取締役に就任する米山利成氏は、「海外拠点間での外国人の取扱いを増やしていきたい」考えで、取扱い地域の幅が広がることで、日本からのアウトバウンドだけでなく海外発海外の取り込みを強化する。このほか、タイとパラオの新規デスティネーションの取扱いも始め、2010年度には前年比30%増となる販売額92億円の達成をはかる。

 まず、新会社設立にともない新たに海外事業部を設置し、日本以外の海外拠点でのビジネスを展開。外国人だけでなく海外在留邦人の取扱いも視野に入れ、2012年度には同事業部のみで約40億円の販売額をめざす。タヒチのSPT拠点ではすでに南米からの旅行者を手配したこともあるといい、今後は各拠点間での取引を活発化させていく。海外拠点はアメリカ、カナダ、メキシコ、キューバ、ペルーなどのほか、タヒチやニューカレドニア、フィジー、バリなどに広がる。

 本社は、レーブインターナショナル内にSPTが移転する格好で、社員もそのまま移動。SPTの大阪支店も継続し、今後は中南米やモルディブの取扱いも開始する。詳細は下記の通り。


▽トラベルファクトリージャパン
本社:東京都渋谷区渋谷2-11-6
電話番号:03-5468-3470
FAX番号:03-5468-3471

大阪支店:大阪府大阪市梅田1-9-20
電話番号:06-6348-3900
FAX番号:06-6348-3910

▽新会社役員
代表取締役:鹿島義範氏
取締役:岩崎忠氏
取締役:米山利成氏