ジェットスター、インパクトある料金で需要拡大へ−3周年記念イベント開催

  • 2010年3月30日
 ジェットスター航空(JQ)日本支社長の片岡優氏は、先ごろ開催した日本就航3周年記念イベントにあわせ「インパクトが強く魅力的な料金を提供することで、需要の取り込みを拡大していきたい」との方針を語った。これまでJQは、料金を訴求するキャンペーンを中心に展開しており、今回のイベントでも日本就航3周年記念セールとして、1人分の料金で2人分の往復チケットを販売する特別セールを紹介。「ジェットスターの名前の認知度もあがってきた」とこれまでの取り組みの成果を話し、今後とも魅力的な料金を提供していく意欲を語った。

 JQはこの3年で当初の目標を超える100万人以上の利用者があり、うち70%は日本人。また、JQの利用者のうち22%は海外旅行が初めての客層であり、「今後も興味を持っていなかった客層を取り込んでいけるのでは」と、海外旅行の新客層獲得を見込む。4月1日からは大阪/ケアンズ線の再開で供給座席数が5%増加するが、2010年は供給座席数の増加率以上のプラス成長を目標にする。

 このほか、現在、20万人が登録するメール会員サービスで、各種キャンペーンの案内やメルマガ限定のプランを用意し、会員の囲い込みと拡大をはかる。登録者は女性の割合が高く、年代別では20代から30代に加え55歳以上のシニア層が多いという。

 なお、現在JQの直販シェアは40%で、徐々に拡大している。片岡氏は消費者のインターネットを利用した予約や、個人で手配する傾向の高まりがその背景にあるという。