EKとEY、ロードファクター80%以上めざす−成田から直行便開始で
3月28日、成田国際空港に就航したエティハド航空(EY)とエミレーツ航空(EK)が3月29日に都内で記者会見を開催し、両者とも平均80%のロードファクターをめざしたい考えを示した。EKは成田/ドバイ線、EYは成田/アブダビ線の直行便をそれぞれ週5便で運航開始しており、カタール航空(QR)の就航も控えていることから今後の競争激化が予想される。
EY日本代表の西正次氏は、「平均で80%のロードファクターをめざしたい」と話す。また、午後会見したEKコマーシャル・オペレーションズ東アジアオーストラレーシア地域上級副社長のリチャード・ジュズベリー氏も、「08年から09年の間、関空/ドバイ線を利用した関東地域の人は7万5000人。東京には磐石な需要がある」と述べ、「ロードファクターは平均80%以上になるだろう」と自信を見せた。
EKコマーシャル・オペレーションズ・ワールドサイド航空部門統括上級副社長のリチャード・ヴォーン氏は、「成田就航により、日本とアラブ首長国連邦(UAE)という発展と成長のハブを結ぶことができた」と話し、「なるべく早く(便数を)増やしたい」と意気込んだ。EKが2002年に関空路線に就航してから日本との貿易関係が成長したほか、08年まで毎年約20%ずつ日本人訪問者数が増加したことを強調。また、UAEに進出する日本企業約350社のうち、ドバイには約300社が集結していることでビジネス需要に期待を示す。このほか、ドバイから62ヶ国へつながるネットワークについても利便性の高さをアピールした。
一方、EYチーフエグゼクティブオフィサー(CEO)のジェームス・ホーガン氏は、アブダビが今後20年にわたり2000億米ドル以上を観光関連インフラに投資する計画であることを示し、観光地としてさらに魅力的なデスティネーションとなるとアピール。すでに旅行会社ともアブダビやアブダビ以遠を含めたパッケージツアー造成を進めているという。さらに、全日空(NH)とのコードシェアにより札幌や大阪、福岡など東京以外からの需要に対応できると強調。「EYはまだ日本ではあまり知られていないが野心を持った会社。最善のサービスを提供していく」と訴えた。
EY日本代表の西正次氏は、「平均で80%のロードファクターをめざしたい」と話す。また、午後会見したEKコマーシャル・オペレーションズ東アジアオーストラレーシア地域上級副社長のリチャード・ジュズベリー氏も、「08年から09年の間、関空/ドバイ線を利用した関東地域の人は7万5000人。東京には磐石な需要がある」と述べ、「ロードファクターは平均80%以上になるだろう」と自信を見せた。

