夏ダイヤ、成田は対冬26便増、中東・マカオ就航で−関空・中部も増加
3月28日から始まった2010年度夏スケジュールで、成田、関空、中部の3空港の旅客便週間便数はそれぞれ1441便、590便、277便となる見込みだ。2009年度冬スケジュールと比較すると、成田は日本航空(JL)とJALウェイズ(JO)が34便減となった一方、全日空(NH)が13便と増便したほか、エミレーツ航空(EK)、エティハド航空(EY)、カタール航空(QR)の中東系3社とマカオ航空(NX)が新規就航するなどし、合計で26便と大きく増加した。関空は冬スケジュールから1便増加。依然としてJLグループ2社の減便が響いているものの、エアプサン(BX)の新規就航やベトナム航空(VN)のハノイ線就航などが全体を引き上げた。中部も11便増で、EYやチェジュ航空(7C)の新規就航、フィンエアー(AY)の増便などがプラス成長を支えた。
関空と中部への航空会社の就航・増便意欲は成田と比較すると依然として弱く、今後JLが再建を進める中でさらに減便、運休を積み上げる可能性がある。ただし、今のところJLによる減便の影響は一段落した傾向も伺える。JLグループ2社の便数は、関空では09年度夏スケジュール比が67便減であるのに対し、対09年度冬スケジュール比は35便減にとどまっている。また、中部の場合冬スケジュール比は増減無しとなった。
なお、このほか各空港別の詳細は下記リンクを参照のこと。
▽2010年度夏スケジュール増減分一覧
・成田
【エクセル】【PDF】
・関空
【エクセル】【PDF】
・中部
【エクセル】【PDF】