日本/ポルトガル航空協議が開催へ、コードシェアの仕組み作りが焦点か

  • 2010年3月29日
 日本とポルトガルの航空当局間協議が3月30日、31日の2日間にわたりリスボンで開催される。これまで二国間に航空協定がなかったため直行便の運航はないが、現在は日本航空(JL)とブリティッシュエアウェイズ(BA)とのコードシェアで、ロンドン経由のリスボン行き、全日空(NH)とTAPポルトガル航空(TP)のコードシェアでフランクフルトもしくはロンドン経由のリスボン行きをデイリーで運航している。

 国土交通省航空局によると、航空協定がないことからコードシェアについての規定が明文化されていなかったため、今回の協議ではコードシェアに関する枠組みの確定が焦点となるという。航空局では、「できる限り自由な取り決めをめざしている」と話しており、便数制限や地点制限などの設定は避け、双方のメリットを見出していきたい考えだ。