Marriott Bonvoy

英国政観会長、円高で「今こそ訪英に最適」−業界向け教育プログラムも

  • 2010年3月26日
 英国政府観光庁会長のクリストファー・ロドリゲス氏は3月25日、業界向けに開催したレセプションの場で「この3年でポンドは4割以上安くなっている。英国を訪れるのにこれほど最適な時はない」とアピールした。2009年の日本人訪問者数は前年並みの約24万人になる見込みで、ロドリゲス氏は厳しい環境下で健闘したと評価。業務渡航は減少したものの、1月から9月で観光目的での日本人訪問者数は23%増加したといい、円高の効果が表れているとの分析だ。

 ロドリゲス氏はまた、食事の質が大きく改善していることや各都市で新しいアトラクションが開発されていること、2012年のロンドン五輪で注目が高まることを強調。例えば、アトラクションではロンドンのグリニッジに「個人的には今まで体験した中で最も素晴らしい」というプラネタリウムができたことや、ウェールズで新しいゴルフトーナメント「ライダースカップ」が開催されることを紹介。こうしたことを背景に、「今後5年間で50万人まで拡大できれば」と意欲を示した。

 さらに、日本人訪問者数増加に向けては「旅行業界のパートナーが非常に重要」とし、「パッケージの造成や販売に必要なサポートはすべてしたい」考えを説明。その上で、具体的な取り組みの例として、2010年秋頃に旅行業界向けオンライントレーニングプログラム「Brit Agent」を日本語で開始する計画を明かした。